スマホを返却する買い方とは?端末返却プログラムの仕組み・注意点を解説

この記事のポイント

「2年後に返却すると残りの支払いが不要」のような買い方は、端末代を安く見せる仕組みではなく、返却を条件に残りの支払いが免除されるプログラムです。返却時期、利用料、故障・破損、返却しない場合の支払いまで確認してから使いましょう。

携帯ショップでは「実質○円ってどういう意味?」「2年後に返さないとダメ?」「傷があったらどうなる?」という質問がとても多いです。2026年9月時点では各社の返却プログラムの条件が以前より複雑になっているため、月々の表示額だけで判断しないことが大切です。

端末を返却する買い方の基本

多くのプログラムでは、スマホを分割払いで購入し、一定期間使ったあとに端末を返却・査定すると、残りの分割支払金の一部または全部が不要になります。

ポイントは、返却特典を使う場合と、返却せず残額まで支払って使い続ける場合では、最終的な支払額と端末の扱いが変わることです。返却しなければ、残りの支払いが続く仕組みが一般的なので、購入時に両方の総額を確認しましょう。

2026年9月時点の主な4社プログラム

会社 主なプログラム 大まかな仕組み 特に確認したい点
docomo いつでもカエドキプログラム/いつでもカエドキプログラム+ 残価設定型24回払い。所定の時期に利用申込み・返却・査定を行うことで、24回目の残価など今後の支払いが不要になる仕組み 2026年3月5日以降の加入では、機種・容量・購入時期などによりプログラム利用料が設定される場合あり。条件を満たす「ドコモで買替えおトク割」で利用料が免除される場合もある
au スマホトクするプログラム+ 対象機種を購入し、13カ月以上利用後に所定条件で回収されると、最終回支払分の支払いが不要になる仕組み 特典利用料は最大22,000円。端末の状態によっては特典利用料とは別に故障時利用料が必要になったり、特典を利用できない場合がある
SoftBank 新トクするサポート+ 48回払い。対象機種や利用条件に応じて13カ月目または25カ月目以降に特典を利用し、回収・査定が完了すると残りの機種代金の一部が支払い不要になる仕組み 特典利用料・早期利用料・保証加入条件・故障時負担金を確認。2026年8月19日から査定基準と故障時負担金の内容が一部変更
楽天モバイル 買い替え超トクプログラム 楽天カード48回払い。25〜47カ月目に所定の手続きで製品を返却すると、残りの支払いが不要になる仕組み 機種変更・返却時は事務手数料3,300円。製品状態が基準を満たさない場合は故障費用または残債の支払いが必要になる場合がある

※2026年9月17日時点の公式情報をもとに整理しています。返却プログラムは、加入日・購入機種・容量・購入方法によって利用料や査定条件が変わることがあります。契約時に表示される負担額だけでなく、提供条件書と返却時の費用まで確認してください。

すでに返却プログラムを利用中の人は、現在の新規受付条件ではなく購入・加入した時点のプログラム条件が適用される場合があります。My docomo、My au、My SoftBank、my 楽天モバイルなどで自分の加入中プログラム名と特典利用可能時期を確認してから返却手続きを進めましょう。

「2年後に返せば半額」ではない

店頭では「半額になるんですか?」と聞かれることがありますが、機種価格のちょうど半分になるとは限りません。前半と後半の支払額が同じとは限らず、残価、特典利用料、早期利用料などが設定される場合があります。

見るべきなのは「月々いくら」より、返却した場合の総支払額と返却しなかった場合の総支払額です。

返却時に傷や画面割れがあるとどうなる?

各社とも査定基準があります。画面割れ、電源が入らない、筐体の大きな破損などがある場合、故障時の負担金や修理費用が必要になったり、返却特典を利用できなかったりする場合があります。

「ケースを付けているから絶対大丈夫」ではありません。返却予定なら、購入直後から画面・本体を保護し、故障時の保証内容も確認しておくと安心です。

返却前に必ずやること

  • 写真・連絡先などのバックアップ
  • 新しいスマホへのデータ移行
  • LINE・認証アプリ・電子マネーなどの引き継ぎ
  • Apple Account/Googleアカウントの確認
  • iPhoneの「探す」など必要なロック解除
  • 端末の初期化
  • SIMカードを取り出す
  • 返却期限と発送方法を確認する

一度返却した端末は戻せない場合があるため、「移行できたと思う」で返すのではなく、必要なデータが新端末で開けることまで確認しましょう。

返却プログラムが向いている人

  • 1〜2年程度で新機種へ替えることが多い
  • 端末をきれいに使える
  • 中古売却の手間をかけたくない
  • 返却時期を忘れず管理できる
  • 総額と条件を理解して契約できる

返却プログラムが合わないこともある人

  • スマホを3〜5年以上使いたい
  • 子どもへお下がりで渡したい
  • 使い終わった端末を手元に残したい
  • 中古販売店やフリマで自分で売りたい
  • 傷や破損のリスクが高い使い方をする

画面表示、機能、料金、対応条件などは端末・OS・アプリ・サービスの更新によって変わる場合があります。操作や手続きの前に、利用中の端末やサービスの公式情報も確認してください。

よくある質問

返却しなかったら違約金ですか?

一般的には返却特典を使わず、残りの端末代を支払い続ける形になります。ただしプログラムごとの条件を確認してください。

回線を解約したら返却プログラムも使えなくなりますか?

回線契約がなくても利用できるプログラムもあります。たとえばドコモのいつでもカエドキプログラムは回線契約なしでも加入・利用できると案内されています。各社で条件が違うため、解約前に確認しましょう。

返却と下取りは同じですか?

違います。返却プログラムは購入時に決められた条件で残りの支払いを免除する仕組み、下取りは使っている端末を査定して価格やポイントなどに換える仕組みです。

まとめ

端末返却プログラムは、短い周期で機種変更する人には便利ですが、「実質負担額」だけを見ると条件を見落としやすい買い方です。返却時期、利用料、故障時の負担、返却しない場合の総額、データ移行まで確認してから選びましょう。

公式情報・関連記事

関連記事

スマホ・SIMの記事一覧へ戻る